バセドウ病による脱毛は植毛で目立たなくする

バセドウ病を患っていると脱毛の症状が現れます。バセドウ病による脱毛の原因は2つあります。一つは甲状腺ホルモンの影響です。甲状腺ホルモンは髪の毛の成長に深く関係しており、過剰に分泌されると体内で新陳代謝が盛んになります。髪の毛の成長も進みますが、ヘアサイクルが短くなって髪の毛がしっかりと根付くまえに抜けてしまいます。そしてもう一つは、治療薬の副作用です。バセドウ病には抗甲状腺薬のメルカゾールを用います。メルカゾールには脱毛の副作用がありますが、脱毛を止めるために勝手に服用を止めることはできません。バセドウ病は治療を止めると命を落とす可能性もある重大な病気です。精神的な苦痛を伴いますが、髪の毛を抜けることを事前に予防することは難しいです。そこで、薄くなった部分に植毛をすれば、目立たなくなり見た目も変わります。植毛とは頭皮に直接毛を植え込む方法です。人工毛植毛では、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維が原料の人工毛を使用します。植える髪の毛の量や長さを自由に決められます。一回の施術で理想に近いヘアスタイルを実現しますが、異物を頭皮に植えるため体の免疫機能が過剰に反応することがあります。植えた毛は抜けやすく、1~2年ごとにメンテナンスが必要です。最近主流なのは、自分の髪の毛を移植する自毛植毛です。バセドウ病では円形脱毛症になりやすいので、影響を受けていない部分から頭皮ごと採取して、薄毛の部分に移植します。髪の毛が定着すると、自然に抜けたり生えたりするので、メンテナンスが不要です。ただし、一度に広い範囲の植毛ができないので、手術は複数回行われます。それぞれにメリットとデメリットがあるので、しっかりとカウンセリングを受けて施術を受けるようにします。